2013年7月26日金曜日

VSRフローティング版 設定ガイド



VSR Shape Modeling および VSR Realtime Renderer(以下「VSR」)は、固定PCにインストールするNode Lock(ノードロック)版と、ネットワークを利用して固定数のライセンスを複数PCで運用するFloating(フローティング)版があります。
Floating版は、Rhino等をFloating管理する「Zooライセンスマネージャー」(以下「Zoo」)にライセンスを登録して使用します。
本ガイドでは、VSR Floatingライセンスの登録から使用するまでの手順をご案内しています。
※インストールCDのSetup.exe実行後に表示される、 [インストール及びライセンス申請ガイド]の[ライセンス申請]以降の手順となります。

手順は、以下の3ステップに分かれています。1から順に設定を行ってください。
  1. ZooにVSRライセンス登録ができるようにする
  2. ZooにVSRライセンスを登録する
  3. RhinoでVSRフローティングの初期設定を行う

1. ZooにVSRライセンス登録ができるようにする

ここでは、VSRのFloatingライセンスがZooで管理できるよう、Zooに追加プログラム「VSR Zoo Plugins 1.0.1 for Rhino 5」をインストールします。
1-1. インストールプログラムをダウンロードします。
「VSR Zoo Plugins for Rhino」のダウンロードページから"VSR_Zoo_Setup.exe”をダウンロードします。
このファイルを実行することにより、ZooにVSRライセンスが登録できます。
※ダウンロードサイズは7.20 MBですが、時間帯によってダウンロードに時間がかかる場合があります。 
 
1-2. Zooを実行しているシステムで、ダウンロードした"VSR_Zoo_Setup.exe”をダブルクリックして実行します。
   
 

1-3. 使用言語を選択して、[OK]をクリックします。




1-4. セットアップウィザードが開始します。[次へ]をクリックします。




1-5. [ライセンス契約書]をお読み頂き、[同意する]をクリックします。
  



1-6. [インストール]をクリックします。
1-7. インストールしています。そのままお待ちください。

1-8. インストールが完了しました。[完了]をクリックして画面を閉じます。続いて、ZooにVSRライセンスを登録します。

2. ZooにVSRライセンスを登録する

ここでは、e-mailで送られてきたVSRライセンスキーを、Zooに登録していきます。

2-1. Zooを実行しているシステムで、Zooを起動し、[Edit]→[Add...]をクリックします。


2-2. [Product type]の一覧から該当のVSR製品を選択します。
[Registered owner]および[Registered organization]の入力を確認後、e-mailで受け取ったライセンスキーを[Product license code or CD key]にコピー&ペーストして、[OK]をクリックします。
※ライセンスキーが非常に長いため、コピー&ペーストする際にはお間違いのないようご注意ください。

2-3.ZooのリストにVSRが追加されました。
画像では、VSR Realtime Renderer、VSR Shape Modeling 各2ライセンスが追加されています。



 

3.RhinoでVSRフローティングの初期設定を行う

ここでは、VSRがインストールされているRhinoクライアントマシンで、Zooに接続してFloatingライセンスを要求する設定をしていきます。
※VSRをインストールした日から21日間はデモ版として稼動するため、この期間中は下記操作ができません。尚、デモ版であっても製品の仕様に差異はありません。デモ版の有効期限日に下記画面が表示されますので、手順に沿ってFloatingライセンスを取得する設定をします。デモ版の有効期限(Expiration)の確認方法は、後述の「VSRのライセンス情報を確認する」をご参照ください。

3-1. Rhino5の起動時に以下の画面が表示されます。[Zooを使用]をクリックします。



3-2. [ネットワークノード]、[下のZooサーバーを使用]をクリックして、ZooをインストールしたPCのホスト名(ホスト名が不明な場合は、McNeel Wiki「Zooのホスト名の見つけ方」を参照)、またはIPアドレスを入力して[接続を確認]をクリックします。







3-3. 接続テストの結果が表示されます。[OK]をクリックします。



3-4. [OK]をクリックします。

以上で、設定は完了です。[OK]をクリック後、RhinoおよびVSRが起動しますので、そのままご利用ください。






なお、VSRに関する情報は、ページ右の関連リンク「Rhinoceros最新情報」、「れんだまん Rendering Tips for Rhinoceros」などで入手できます。一例として、以下の記事をご紹介いたします。

「Rhinoceros最新情報」VSRチュートリアルページアップ
http://applicraft.blogspot.jp/2013/05/vsr.html
「れんだまん」VSRラベル付き記事
http://lendaman.blogspot.jp/search/label/VSR

VSR活用のヒントになりましたら幸いです。
また、ご参考までに、VSRライセンス情報の確認方法、チェックアウト・チェックインの方法を書き添えます。

 


■VSRのライセンス情報を確認する


VSRのライセンス情報は、メニューバーに表示されているVSRメニューの[About...]から確認できます。
※正式なライセンスキーを登録するまでは、下図のように「Licensed to: DEMO」と表示されます。





 

 

  

 

 

■VSRライセンスのチェックイン・チェックアウト


VSRは、Rhino同様に、ネットワークからライセンスを持ち出す機能「チェックアウト」が利用できます。
操作方法はRhinoと同じく、「CheckOutLicense」コマンドを実行する、または、Rhinoのメニューバーにある[ツール]―[オプション]をクリックして、Rhinoオプション画面を開きます(下図参照)。左メニューの[ライセンス]を選択し、ライセンス一覧からチェックアウトする対象ライセンスを選択し、[チェックアウト]をクリックして[OK]で閉じます。ライセンスを戻す時は、同じ画面で[チェックイン]をします。









 VSRに関するお問い合わせはこちらまでご連絡ください。