Rhinoで、サーフェスをシェーディング表示した場合に、表面が角ばって見えたり、一部に凹凸が見えたり、サーフェス間に隙間が見えるといった経験はありませんか?
Rhinoは、シェーディングやレンダリングといったビュー表示機能において、システム内で自動的にメッシュ(三角形や四角形の組み合わせ)を生成して、モデルの形状をよりわかり易く表現しています。
しかしながら、生成されるメッシュによっては、サーフェスの表面やエッジ(境界)が粗く表現されてしまい、形状に問題がない場合でも、視覚的に凹凸や隙間があるように見えてしまうわけです。
しかしながら、生成されるメッシュによっては、サーフェスの表面やエッジ(境界)が粗く表現されてしまい、形状に問題がない場合でも、視覚的に凹凸や隙間があるように見えてしまうわけです。
サーフェス(黄色)に対して生成された表示用メッシュの例
なお、これらの表示を改善するには、以下の方法をお試しください。
■サーフェスの結合
サーフェス間においては、結合(「編集」メニュー>「結合」)を行うことで、互いのサーフェス間のメッシュの頂点が一致するよう再生成されるため、隙間が見えなくなります。
■メッシュの設定
ドキュメントのプロパティダイアログ(「ファイル」メニュー>「プロパティ」)内のメッシュページで、レンダリングメッシュの質を「粗い&高速」から「滑らか&やや遅い」に設定して「OK」をクリックします。
「滑らか&やや遅い」は、「粗い&高速」よりも細かなメッシュを生成する設定ですので、サーフェス表面の角ばりや凹凸等が取り除かれ、サーフェスが滑らかに表示されます。
もし、「滑らか&やや遅い」をお試しされても、メッシュの形状が気になるようでしたら、「カスタム」より、最大角度やエッジからサーフェスの最大距離といった各オプション値を変更します。
カスタムでは、細かいメッシュの設定で、より滑らかにモデルを表現できますが、メッシュ数が多くなればその分データ容量も増えますので、作成モデルに合わせて色々と設定を変更してお試しください。
なお、カスタムオプションについては、ダイアログ内の「ヘルプ」ボタンより、各項目の詳細を参照いただけます。