2012年12月26日水曜日

年末・年始休業のご案内

アプリクラフトでは、誠に勝手ながら、下記のとおり、
サポート業務をお休みさせていただきます。

期 間: 2012年12月28日(金)~2013年 1月 6日(日)
※ 2013年 1月 7日(月)より通常通り業務を開始いたします。

なお、休業期間中にいただいたお問い合わせにつきましては
2013年 1月 7日(月)以降のご対応となりますことを
ご理解賜りますようお願い申し上げます。

アプリクラフト テクニカルサポート

2012年11月28日水曜日

Splopコマンドによるオブジェクトの変形配置

オブジェクトを、曲面形状をもったサーフェスに変形配置するコマンドに、Splopというものがあります。


















Splopコマンドを実行し、対象となるオブジェクトを選択します。
事前に、対象オブジェクトに参照となる中心点と、外形の矩形を作り、中心点を通る線分を作成しておくと良いでしょう。
Splopして配置するサーフェス上にも、事前に点を生成しておきます。

















対象オブジェクトの変形する範囲を指定するため、中心点と球の半径を指定します。
ここでは、オブジェクトスナップの端点を使用して範囲設定をしています。

















次に、配置するサーフェスとその参照位置を指定し、球の範囲をドラッグで指定し、コマンドを確定します。



Splopコマンドは、オプションとして、元の形状を維持して配置するか、参照するサーフェスに沿って変形するかのオプションがあります。
初期設定は、”元の形状を維持=(いいえ)”
左の結果が、初期設定の状態、右の結果が、元の形状を維持した状態です。


次に、シリンダーにSplopコマンドで変形配置する例です。
これも、参照するサーフェスに参照点を置いておくとよいでしょう。


 シリンダー形状のサーフェスにSplopコマンドを実行した例です。



最後に、球にSplopコマンドで変形配置する例です。
これも、参照する球に参照点を置いておきます。


球にコマンドを実行した例です。


機会を見て、FlowAlongSrfコマンドについても紹介します。

2012年11月5日月曜日

フラミンゴnXt: 設定パネル表示ツールボタン










「コントロールパネル」と呼ばれる設定画面を使って、
設定操作を行います。

この設定パネルは、メニューバーから表示しますが、
以下のコマンドスクリプトを用いることで、
ツールバーボタン、ショートカットキーやエイリアスから
パネルの表示/非表示を行うことができます。

・ コントロールパネルを表示
! _FlamingoNXtControlPanel _S
・ コントロールパネルを非表示
! _FlamingoNXtControlPanel _H

画像は、ツールバーボタンに割り当てた例です。
※ ツールバーの作成方法は、こちらをご参考ください。



spider pretending btfly,

2012年10月23日火曜日

Rhino5.0開発版 - STEPデータを入出力できません。


ライノ次期バージョン「5.0」開発版で、
STEP形式データの入力、また出力を行うと、
強制終了される事象が報告されています。
※ 「Rhino5評価版」での発生も報告されており、
  同様に以下を行って、評価ご検討ください。

本事象は、開発元に報告されており、
「5.0製品版」で改善されています。



なお、現時点、「5.0ベータ開発版」において、
STEPデータの入出力機能をお試しいただくには、
上述の関連ファイルを、別のフォルダーへ移動します。
移動の方法は、以下をご参照ください。

※ 下記手順を行う前に、すべてのライノを終了してください。
  なお、以下は、Windows7 32ビット版での作業例です。

1) Windowsの[コンピューター]を使って、
     パスに日本語が含まれないフォルダーを作成。
    (例えば、Cドライブの直下に「rhino5b_step」等

2) 「5.0ベータ版」をインストールしたフォルダー内にある、
    Plug-ins」フォルダーを開く。
    (デフォルトでは、C:\Program Files\Rhinoceros 5.0\Plug-ins)









3) (2)のPlug-insフォルダーで、
   ・ 「*.rose」「*.namの拡張子がついたファイル
   ・ 「export_STEP.rhp」「import_STEP.rhp
     の計10ファイルを、(1)で作成したフォルダーの中へ移動。









4) 「5.0ベータ版」を起動。

5) (1)のフォルダー内の 「export_STEP.rhp」「import_STEP.rhp」を、
    5.0ベータ版のビューポートへ、ドラッグ&ドロップ。
    (Rhinoオプションの「プラグイン」ページで、
    上記ファイルがロードされているかご確認ください)

mcm - tk,

2012年8月10日金曜日

夏季休業のご案内

アプリクラフトでは、誠に勝手ながら、下記のとおり、
サポート業務をお休みさせていただきます。

期 間: 2012年 8月13日(月)~2012年 8月15日(水)
※ 2012年 8月16日(木)より通常業務を開始します。

この期間中にいただいた、お問い合わせにつきましては
8月16日(木)以降のご対応となりますことをご了解頂きたく存じます。

アプリクラフト テクニカルサポート

フラミンゴnXt: 更新プログラムをインストール

Rhino専用レンダリングツール「フラミンゴ nXt」
更新プログラム(サービスリリース)が公開されています。
※ 「SR2 2012/7/10版」の主な変更内容は、こちら(英語)をご覧ください。

「nXt更新プログラム」のダウンロード及び
インストールの手順は次のとおりです。

1) nXt更新プログラムをダウンロード

開発元のこちらから、メールアドレスを入力後、
  ・ 32-Bit Windows - ライノ4.0用
  ・ 64-Bit Windows - 64ビット版ライノ5.0Beta用
を選択してダウンロード。デスクトップ等に保存します。

2) 更新プログラムを起動
※ 起動する前に、すべてのRhinoを終了してください。

更新プログラムを起動するには、
ダウンロードしたファイルをダブルクリック。
※ 画像は2012年8月10日現在の最新版。
3) 更新プログラムをインストール
インストールを開始するには、[インストール]ボタンをクリック。

4) インストールの完了
画像のウィンドウを[OK]ボタンで閉じ、
手順(3)のウィンドウも[閉じる]をクリックして、
インストールを終了します。

なお、現在お使いのサービスリリースを確認するには、
Flamingo nXtメニュー>Flamingo nXtについて を実行します。
「バージョン」の項目で、現在インストールされている
更新ファイルの日付が確認できます。



wake up dead - dm+mf,

2012年8月2日木曜日

サポートメール障害のご報告とお詫び

平素より弊社取扱い製品をご利用いただき
誠にありがとうございます。

2012年8月2日未明から、電子メールシステムの障害のため、
弊社宛にメールが送信できない事象が発生しておりました。
現在は復旧し、正常にメールを送信いただけます。

この度は、ご不便ご迷惑をお掛けいたしましたことを
深くお詫び申し上げます。

今後とも弊社取扱い製品をご愛顧くださいますよう
お願い申し上げます。

アプリクラフト
テクニカルサポート

2012年7月30日月曜日

「ライセンスマネージャと通信できません」対処策④









ライノセラス4.0を起動しようとすると、
「ライセンスマネージャと通信できません」という
メッセージが表示され、起動できないことがあります。

この事象は、スタンドアロン、Zooによる運用によらず、
主に、ライセンスを管理するプログラムと通信するために必要な
設定やプログラムが欠けている場合に発生します。
(原因の詳細は、こちらをご参照ください)

対処策は、ご利用環境や事象の発生状況にあわせ、
以下項目をそれぞれお試しください。

1. ライノ5.0ベータ版アンイストール後から発生した場合

 ランタイムライブラリ(VC++2005SP1セキュリティ更新)を
 マイクロソフト社のこちらからダウンロード後、インストール。

2. Windows Vistaまたは7を利用
 ライノ4.0サービスリリースが「SR9」を利用か確認。

 お使いのサービスリリースの確認するには、
 ライノのヘルプメニュー>Rhinocerosについて を実行。
 サービスリリース9「SR9, 2011/03/9」は、
 開発元こちらのページよりダウンロードできます。

3. ライノ4.0を再インストール

 1) ライノ4.0をアンインストール。
  ※ アンインストール方法は、こちらをご参照ください。
 2)「License Manager」フォルダー(下記フォルダー内)を削除。
  ・ 32ビット版OS
  C:\Program Files\Common Files\McNeel Shared
  ・ 64ビット版OS
  C:\Program Files (x86)\Common Files\McNeel Shared
 3) ライノ4.0をインストール。
  インストール完了後、項目「2」のサービスリリースを確認ください。

4. 上述の項目をすべて確認しても、改善されない場合。




do u really got me? - vh,

2012年7月5日木曜日

フラミンゴnXt よくある質問

ライノセラス用レンダリング作成プラグイン・ツールの
よくお問い合わせいただく内容をご紹介します。

▶ 製品について

Q1:フラミンゴnXtは、日本語に対応していますか?
A1:はい。操作画面、ヘルプとも日本語で表示されます。

Q2:フラミンゴ「1.0」からアップグレードできますか?
A2:いずれの旧バージョン(1.0/1.1/2.0)からもアップグレード可能です。
   ※ インストールの際、旧バージョンのCD-Keyが必要です。

Q3:フラミンゴnXtの動作環境を教えてください。
A3:ライノセラス「4.0」「5.0」の動作環境に準拠します。
   但し、非対応のOSがあります。詳細は、こちらをご参照ください。

Q4:フラミンゴnXtの評価版はありますか?試用制限は?
A4:評価版は、弊社「nXt」専用ページよりダウンロードできます。

   また、試用制限は、解像度が「640x480」に限定されているほか、
   レンダリング結果に、ウォーターマーク(透かし)が入りますが、
   マテリアルや植物ライブラリも含め、全ての機能をお試しできます。

Q5:ユーザーガイドやチュートリアルはありますか?
A5:「ヘルプ」(Flamingo nXtメニュー>ヘルプトピック)をご活用ください。
   操作や設定の方法は、こちらでご紹介のチュートリアルのほか、
   弊社Webサイトでは、サンプルデータのダウンロードが可能です。
   サンプルデータ内の設定もご参考ください。

▶ インストール、使用について

Q6:インストールの方法を教えてください。
   フラミンゴ旧バージョンからアップグレードする場合は?
A6:こちらのページでご案内の手順をご参照ください。

Q7:Zoo5(Rhino5用)に対応していますか?
A7:はい。設定方法はこちらをご参照ください。
      ※ Rhino5サービスリリース6以降のインストールが必要です。
   
      なお、Rhino4用Zoo4.0は「2012年4月3日版」より対応しています。
      Zoo4.0のインストールプログラムは、こちらのページよりダウンロードできます。

Q8:フラミンゴnXtのツールバーが見つかりません。
A8:nXtでは、「コントロールパネル」(Flamingo nXtメニュー以下)で
   操作設定を行います。

[コントロールパネル]
マテリアルや照明、背景・地平面のほか、
出力する解像度、被写界深度が設定できます。








[Rhinoオプション]-[Flamingo nXt]
※ ツールメニュー>オプション

レンダリングの計算を停止させる条件を
設定できます。





Q9:Zooの「ライセンスをチェックアウト」ができません。
A9:現在フラミンゴnXtは、Zooチェックイン/アウト機能
   対応いたしておりません。
   (次期サービスリリースでの対応を予定しています)


is ur life so party? - ppz,

2012年6月20日水曜日

テクニカルサポート休業のご案内

アプリクラフトでは、誠に勝手ながら、セミナー開催の為、
下記の通りテクニカルサポートを休業とさせていただきます。

- 記 -
 

休業日: 2012年 6月21日(木) 

誠に恐縮ではございますが、 
休業中のお問い合わせに関しましては、 
2012年 6月22日(金)以降の対応とさせていただきます。 
予めご了承くださいますようお願い申し上げます。 

アプリクラフト Rhino3Dサポート

2012年5月29日火曜日

「フラミンゴnXt」をインストール

フラミンゴnXtのインストール手順をご案内します。 
※ Windows7環境で、DVDメディアの挿入動作に自動再生を
    使用、またはダウンロードしたインストールプログラムを
    実行した例です。

◆ フラミンゴ旧バージョン(1.0/1.1/2.0)から
  アップグレードによるインストールの場合は、
  お持ちの旧バージョンいずれかのCD-Keyを
  ご用意ください。





 1. 「フラミンゴnXt」インストールDVDを、コンピューターのDVDドライブにセット。
     インストールプログラムをダウンロードした場合は、ファイルをダブルクリックして実行。
  (インストールプログラムが起動され、画像のウィンドウが表示されます)
   ※ インストールウィンドウが起動しない場合は、下記いずれを実行。
    ・ 「自動再生」ウィンドウから、「Setup.exeの実行」をクリック。
    ・ Windowsの[コンピューター]を開き、対象のDVDドライブをダブルクリック。


2. フラミンゴのインストールを開始するには、インストールウィンドウの
  「Flamingo nXtをインストール」をクリック。

3. ライセンス情報を入力
  名前、メールアドレスのほか、ライセンスキー(CD-Key)等、
  ライセンスの情報を入力します。








▶ 「ライセンスキー」は、利用形態によって、下記のとおり設定してください。

 ・ 「スタンドアロン」でインストール
   ライセンスキーの項目に、「Flamingo 3.0 CD-Key」(*)を
   "FL30-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX"の形式で、
   "半角英数字"で入力してください。 
    (*) 製品ケースに同梱の小冊子・表紙に記載されています。

 ・ ライセンス管理ツール「Zoo」を用いて運用
   「Zooを使用してネットワ-クで...」の項目にチェックを入れる。
    ※ CD-Key(ライセンスキー) の入力は必要ありません。

▶ ソフトウェア使用許諾契約書
 同意して、インストールを続ける場合は、
 「使用許諾契約書に同意」にチェックを入れます。

▶ ユーザー登録
 「McNeelに登録情報を送信」の項目にチェックを入れておくと、
 次の画面で登録できます。

上述を入力後、[次へ]ボタンをクリックします。

ここでの入力に、誤りやもれがあると、
画像のように再入力を促されたり、
対象の項目に[!]が表示されます。





◆ 旧バージョンからのアップグレードの場合
お持ちのフラミンゴ「1.0/1.1」「2.0」
いずれかのCD-Keyを入力して、
アップグレードの認証を行ってください。





※ 画像は、バージョン「1.0/1.1」の場合で、半角英数字で入力します。
  (「2.0」は「FL20-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX」の形式)
※ 入力後、[次へ]をクリックして、画像のチェックマーク(緑)が
  表示されると、認証完了です。

4. インストール準備の完了
  上述の手順までに入力した内容で、インストールを実行する場合は
  [次へ]をクリックします。前画面に戻るには[戻る]をクリック。








5. インストール中
  「フラミンゴnXt」をインストール中です、しばらくお待ちください。
  インストールを中止する場合は[キャンセル]をクリックします。
 







6. インストール完了
  「フラミンゴnXt」のインストールは、正常に終了しました。
  インストールウィンドウを閉じるには、[閉じる]をクリック。
 








u know ur right - kc,

2012年5月22日火曜日

テクニカルサポート休業のご案内

アプリクラフトでは、誠に勝手ながら、セミナー開催の為、
下記の通りテクニカルサポートを休業とさせていただきます。

- 記 -
 

休業日: 2012年 5月25日(金) 

誠に恐縮ではございますが、 
休業中のお問い合わせに関しましては、 
2012年 5月28日(月)以降の対応とさせていただきます。 
予めご了承くださいますようお願い申し上げます。 

アプリクラフト Rhino3Dサポート

2012年5月9日水曜日

ペンギン2.0: インストールできない









Penguin2.0のインストール実行中に、画像のメッセージが表示され、
インストールできない事象が報告されています。

インストールプログラムによる不具合と考えられますが、
Penguin2.0のサービスリリース「SR4b」により改善されます。

以下の手順で、サービスリリース「SR4b」をダウンロードした後、
インストールを行ってください。

1) Penguin2.0「SR4b」を開発元こちらのページからダウンロード。
  CD-Key("PE20"で始まる英数字)、メールアドレス(*)を入力します。
  (*) Penguin2.0のユーザー登録に記載したアドレスです。
    ユーザー登録を行っていない場合は、以降の画面で登録します。

2) 画像のページで「Rhino Version(English)」をクリックして、
  インストールプログラム 「Penguin20_Release_20110913.exe」を
  デスクトップに保存。(ファイル容量=31.6MB)







3) (2)でダウンロードしたプログラムのアイコンを右クリックし、
   画像のメニューから「管理者として実行」を選択。











4) インストール画面の指示に従って、インストール作業を進めてください。




TRC - frontier,

2012年4月13日金曜日

ライセンス管理ツール「Zoo」の利用状況を記録

ライノセラスフラミンゴのライセンスを管理するツール
「Zoo」(ズー)には、利用状況を記録する機能があります。

利用状況は、以下のように記録され、CSV形式で保存されます。
※ CSV形式は、Microsoft社メモ帳といったテキストエディターや
  エクセル等の表計算ソフトウェアで開くことができます。

Date,Time,Type,Computer,User,Product,Total,Used
04/12/2012,11:46:07 AM,Grant,PC01,USER01,Rhinoceros 4.0,5,2
04/12/2012,03:09:25 PM,Grant,PC01,USER01,Flamingo 2.0,3,1
04/12/2012,03:26:49 PM,Return,PC01USER01,Flamingo 2.0,3,0
04/12/2012,06:19:50 PM,Return,PC01,USER01,Rhinoceros 4.0,5,1

◆ 利用状況記録ファイルの内容

この記録(ログ)の意味は、例えば...
04/12/2012,11:46:07 AM,Grant,PC01,USER01,Rhinoceros 4.0,5,2
"2012年4月12日 11時46分、「PC01」というコンピューターで
「USER01」というユーザーに、Rhino4.0のライセンス利用を許可"
...という内容です。

なお、ログファイル上部に記載されている項目の意味は次のとおりです。

・ Date,Time = 通信を行った日付、時間
・ Type = 通信の内容
  Grant: ライセンスの要求が許可された
  CheckOut: ライセンスがチェックアウトされた
  CheckIn: チェックアウトされていたライセンスがチェックインされた
  Return: 前に要求されたライセンスが製品が終了されたため戻された
・ Computer = 通信を行ったシステム
・ User = ユーザー名
・ Product = 使用された製品
・ Total = Zooに登録されている上記製品の合計ライセンス数
・ Used = 処理完了後に使用中となる上記製品の合計ライセンス数

◆ 利用記録機能の設定

この機能を使用するには、
Zoo Optionsダイアログ(*)にある
「Enable usage logging」(利用を記録)に
チェックを入れます。
(*) ZooのToolsメニュー>Options を実行。

また、「Usage tracking duration」では
記録する期間を指定できます。
(Daily=毎日, Weekly=毎週, Monthly=毎月)




◆ 利用状況ログファイルの所在

ZooのToolsメニュー>View Usage Logsを実行すると、
ログファイルのフォルダーを開きます。
※ デフォルトでは、C:\ProgramData\McNeel\Zoo\4.0\Usage

また、ログファイルは、ログの開始日付によって名前が付きます。
形式は、<年><月><日>.CSVです。 (例: 20120413.csv)


弊社 Zooトラブルシューティング

...sure feels right, doznt it?  - 6xam,

2012年4月10日火曜日

連続性と次数

複数のサーフェス間に滑らかなブレンド面を生成する必要がある場合に使用されるコマンドに、BlendSrfコマンドとBlendCrvコマンドがあります。前者は、サーフェス間に直接ブレンド面を作成。後者はサーフェスのエッジ間に、ブレンドカーブを生成し、それに沿って、2レールスイープもしくは、ネットワークサーフェスでブレンドを作成することになります。
ここで、知っておくと良い知識は、カーブ・サーフェスの次数と、連続性の概念です。









まず上図のような2本の直線間にブレンドカーブを作成してみましょう。ブレンドカーブを滑らかに接続するオプションは、接線連続(G1連続)、曲率連続(G2連続)、3次連続(G3連続)、4次連続(G4連続)の4種類があります。接線連続は図のように接線方向が参照する直線と同じ方向に合せるために、生成されるブレンドカーブの端部から2番目の制御点が直線の延長上に配置されるように、3次で4ポイントのカーブが生成されます。









曲率連続は端部から3番目の制御点が直線の延長上に配置されるように、56ポイントのカーブが生成されます。同様に、3次連続では、7次8ポイント、4次連続では、910ポイントのカーブが生成されます。










このとき、生成されたカーブと元の直線の連続性を、GConコマンドで調べてみる3次連続以上でブレンドカーブを生成してもG2連続と出ます。
では、何故、BlendCrvコマンドは、直線間でも曲率連続以上のカーブを生成しようとするのでしょうか?これは対象が直線でなく内部で曲率連続を持つ3次以上の自由曲線に対応するためと考えてよいでしょう。
曲率連続以上を保つためにはカーブ間の端部から3番目以降の制御点の位置関係を制御する必要があります。つまり対象が5次までのカーブに対応するためと考えて良いでしょう。ちなみにBlendCrvコマンドが3次、4次連続にに対応するようになったのは、Rhinoのバージョン4.0からです。
サーフェスに適用しても同様のことが言えます。
下図は、U方向が5次で、V方向がそれぞれ1,2,3,5次の次数をもつサーフェス間にBlendSrfコマンドを適用した例です。2次までのサーフェスには、接線連続面のみ作成されます。ブレンドサーフェスではサーフェス生成時に、スライダーでブレンド面の膨らみが調整出来ます。一般的に人の目は、数学的な連続性が、曲率連続になるとそれ以上、次数を上げても滑らかさの度合いの区別はつかないと言われています。また、次数を上げても連続性が数学的に保証されるだけで、視覚的に見ておかしく見えるケースも発生します。よほど特殊なケースを除いて、曲率連続まで十分でしょう。一番右のブレンド面は、5次のサーフェス間に曲率連続でブレンド面を生成した例です。









同様のブレンド面を、BlendSrfコマンドを使用せず、BlendCrvコマンドで行った場合はどうなるでしょうか?まずエッジ間にカーブを生成し、そこに”Sweep2”コマンドもしくは、”NetWorkSrf”コマンドでブレンド面を生成します。この場合、これらのコマンドオプションは、曲率連続までとなります。
特に”NetWorkSrf”コマンドは、生成するサーフェスは参照するカーブの次数によらず、全て3次で生成しますので曲率連続以上で作成することは出来ません。










モデリングを行う際に、連続性を上げれば上げるほど、形状の制御が難しくなります。例えば、下記の例は、2つのカーブ間に、それぞれ接線連続と曲率連続でブレンドカーブを生成した例ですが、コントロールされていない曲率連続よりもコントロールされた接線連続のほうが美しく見える場合があります。コマンドで制御出来る連続性はあくまで数学的な定義の連続性であって必ずしも美しい形状を造形するものではありませんので、用途に合せて使用すると良いでしょう。







ここで使用したモデルは下記からダウンロードすることが出来ます。

連続性と次数サンプル

2012年4月3日火曜日

ツールバーを作る。

ライノセラスには、コマンドを実行する
"アイコン"(ライノでは「ツールボタン」と
呼んでいます)が数多くあります。

このツールボタンを、よく使うものや
作業内容によって利用するもの等、
自分好みにわけておくと、目的の機能を
素早く呼び出すことも可能です。



ここでは、ツールボタンを集めて、自分専用の操作画面(「ツールバー」)を
作る方法を紹介します。作り方の大まかな流れは、次のとおりです。

① ツールバーを保存するファイルを用意
② ツールバーを作成
③ ツールバーの中に、ツールボタンをコピー

以下の例では、「kyosapo」(きょうサポ)という名前をつけた、
ツールバーの保存ファイル(「ツールバーコレクションファイル」)に、
「3D作成編集」というツールバーを作成しています。

1. "ツールバーコレクションファイル"を用意。










[ツールバー]ダイアログ(*)のファイルメニュー>新規作成(画像左) で
ファイル名をつけて、保存場所を指定します。
(*)ツールメニュー>ツーバーレイアウトを実行。 

「ツールバーコレクションファイル」の項目に、指定した名前のファイルが
追加されます。(画像右の例では「kyosapo」)

2. ツールバーを作成。







1) 手順「1」で用意したファイルを選択。[ツールバー]ダイアログの
ツールバー>新規作成 を実行。(画像左)
2) [ツールバーのプロパティ]ダイアログで、ツールバーの名前を指定。
(画像中央の例では「3D作成編集」)
3) [ツールバー]の項目に、(2)で作成したツールバーが追加され、
ライノの画面には、空のツールバーが画面上に作成されます。






4) [ツールバー]ダイアログを閉じます。

3. ツールボタンをコピー。













必要なツールボタンの上で、Ctrlキーを押すと、カーソルに
「コピー/リンク」と表示されます。
そのままマウス左ボタンで、手順「2」で作成したツールバーの中へ
ドラッグ&ドロップします。(ツールボタンがコピーされます)

その他: ツールボタンの移動/削除
・ ツールボタンの位置を移動
 Shiftキーを押しながら左マウスボタンで、目的の位置へドラッグ。
・ ツールボタンを削除
 Shiftキーを押しながら左マウスボタンで、ビューポートへドラッグ。







am idiot - gd,

2012年3月19日月曜日

体積を測る。











ライノセラスで、モデルの体積を測るには、
サーフェスをすべて結合して「閉じた形状」にした後、 
Volumeコマンド(*)を使用します。 
(*) 解析メニュー>マスプロパティ>体積






計測の結果は、コマンドエリアに表示されます。
(現在開いているファイルに設定された単位を使用します)

なお、上記コマンドは、結合されていない場合も
体積を測ることができます。
但し、その場合も、体積が含まれるよう、サーフェスによって
「閉じられた」形状であることが必要です。








また、モデルが完全に閉じられていない場合
(開いている形状、オープンエッジ(隙間)がある等)、
画像のダイアログが表示され、
正確な値が計測できないことがあります。 
※ 閉じた形状であっても、結合されていない場合は
  画像のダイアログが表示されます。   

画像のモデルは、Rhinoデータの3Dモデル集「Savanna3D」(サバンナ3D)より。


last smile - lp,


2012年3月12日月曜日

Rhino5.0開発版FAQ - 操作画面を日本語に。

ライノセラス5.0開発版は、「ベータ 2012-02-22 」より
操作画面が日本語で表示されるようになりました。

ベータ版は、製品準備の開発段階のため、一部英語表示があり、
  また、製品版の表記と異なる場合があります。

日本語
表示の方法は、それぞれ以下をご参照ください。

◆ 新たに5.0ベータ版をインストールする場合

開発元の5.0ベータ版ダウンロードページで、
 
 ・
メールアドレス(ユーザー登録に利用されたもの)
 ・ お持ちの「ライノセラス4.0 CD-Key」
 ・ ご利用のウィンドウズ(32ビット版、64ビット版)

 ・ 表示する言語(日本語ほか、英語、フランス語等)
を入力または選択して、ダウンロードを行ってください。


選択した表示言語に対応するインストールプログラムが
ダウンロードされます。(デスクトップ等に保存します)


また、インストール方法は、保存したプログラムを
ダブルクリックすると、インストールプログラムが起動します

画面の指示に従って、インスト-ル作業を進めてください。


■ CD-Keyについて












5.0ベータ版の試用には、専用のCD-Key(*1)が必要です。
画像のダイアログで、
「RH5B-」で始まるCD-Keyを入力します。
(*1) CD-Keyは、ベータ版ダウンロードの際に入力したアドレス宛に、 
   「Rhino 5.0 Beta CD-Key」という題名のメール
で、
   開発元(送信者: Brian Gillespies)より送信されます。


◆ 5.0ベータ版に上書きインストールする場合

ダウンロード並びにインストールの手順は、上述と同様ですが、
操作画面が日本語表示されないことがあります。


その場合は、Rhinoオプション(*2)の「Appearance」ページで
日本語フォント(例: MS Pゴシック)を設定してください。

※ 右の画像のとおり、次回ライノ起動時から日本語表示されます。

(*2) Toolsメニュー>Options を実行。