ライセンス管理ツール「Zoo5」「Zoo6」を用いて、Rhino5を起動しようとすると、
「通信中に問題がありました。システム管理者に問い合わせてください。」
「サービス操作がタイムアウトしました。システム管理者に問い合わせてください。」
とメッセージが表示され、 起動できないことがあります。
この事象は、主に次のような要因が考えられます。
・ Zooが起動されていない。
・ Zooのサービスを開始していない。
・ TCPポート80が使用できない。
・ ZooとRhinoが最新バージョンではない。
・ プロキシを使用している。
上述のメッセージが表示され、Rhino5が起動できない場合は、
以下の項目をそれぞれご確認ください。
※ スタンドアロン(ノードロック)で使用するPCで、このメッセージが表示されている場合は、
こちらの記事をご参照の上、スタンドアロンに切り替えてご利用ください。
◆ アプリケーションに関する確認①: Zoo
□ 「Zoo」の最新バージョンを使用。
お使いのバージョンを確認するには、ZooのHelpメニュー>About Zoo を実行します。
(Zoo最新インストールプログラムは、こちらからダウンロードできます)
※ 2015年6月現在のバージョン
□ Zooに利用可能なライセンスがある。
Zooの「Status」(使用状況)欄に、利用可能(Available)なライセンスがあるか確認。
※ 利用中の場合は「In Use」、持ち出し中は「Checked out」と表示。
一番上のライセンスが、左の画像は現在利用中、右は持ち出し中。
□ Zooライセンスサービスを開始。
ZooのToolsメニュー>Start が実行されているか確認。
※ 既に実行されている場合は、上記コマンドは選択できません。
◆ ネットワークに関する確認
□ TCPポート80に関する確認①: ファイアウォール
Zoo5/Zoo6は、「TCPポート80」(HTTP)を使用して、Rhinoクライアントと通信します。
そのため、Zooサーバー上のファイアウォール設定を、送受信とも通信できるよう
TCPポート80を開いておく必要があります。設定の手順は、こちらを参照ください。
□ TCPポート80に関する確認②: 競合サービス(Webサーバー、Skype)
Zooサーバーで、TCPポート80を利用するサービスやソフトウェアが実行されていると
Rhinoクライアントと通信を行うことができません。
他のサービスが使用中でないか確認いただき(確認方法はこちら)、
使用中の場合は、そのサービスを別のポートに変更いただくか、
ポート変更できない場合は、Zooを移設してください。
また、Skypeご利用の場合は、こちらの設定で回避できます。
□ プロキシサーバーを利用している場合
ローカルアドレスにプロキシサーバーを使用しない設定に変更します。
設定方法は、こちらをご参照ください。
その他ネットワークに関する留意点は、開発元ウィキをご参照ください。
◆ アプリケーションに関する確認②: ライノセラス5
□ ライノ5 サービスリリースを最新版に更新。
サービスリリースが最新でない場合は、最新をこちらから入手してインストールします。
現在お使いのサービスリリースは、Rhinoのヘルプメニュー>Rhinocerosについて を
実行します。(画面の右下に表示されます)
※ 2015年6月現在のバージョン
◆ Zoo Diagnostics(診断)ユーティリティ
上述の項目をすべてご確認されても問題が解決しない場合は
Zoo診断ユーティリティを、Rhino5クライアント上で実施いただき、その結果を
アプリクラフト Rhino3Dサポートまでお送りください。
Zoo診断ユーティリティの詳細・ダウンロードは、こちらをご参照ください。