2011年8月26日金曜日
シェーディングをカスタマイズしよう
ライノセラス4.0は、シェーディングやレンダリングといった、
ビューポート表示モードをカスタマイズすることができます。
※ 画像のサンプル設定では、サーフェスの裏側に色を割り当てたり、
オープンエッジの表示、ロックしたオブジェクトに透明効果等を行っています。
画像の設定内容は、本投稿の一番下でご紹介しています。
(モデルは、3Dサンプルモデル集「Savanna3D」より)
その設定は、Rhinoオプションの「高度な設定」ページ(*)で
各表示モードごとに、様々な設定が用意されています。
(*) ツールメニュー>オプションを実行。「画面」ページ以下。
なお、「高度な設定」ページの項目を、初期設定に戻すには、
各ページ左下にある[デフォルトに戻す]ボタンをクリックします。
「シェーディング」表示モードの設定ページを例に、
「高度な設定」の項目をいくつかご紹介します。
①「ビューポートの設定」:ビューポートの背景色を変更
※ デフォルトは、"アプリケーションの設定"。
②「表示」:ビューポート上に表示する項目を設定
※ デフォルトは、全ての項目にチェック。
また、各ビューポート横の[+]マークをクリックすると、
グリッドや各オブジェクト毎の設定も可能です。
(画像は「シェーディング」-「その他の設定」ページの例)
③「パイプラインとコンジット」:描画処理の方法を設定
※寸法線の数値やテキストが表示されなくなった場合等、
「Windows」に設定してお試しください。
④「ステレオモードの設定」:ステレオ表示(3D)を設定
アナグリフ(赤青メガネ)を使用するステレオビュー表示
サンプル画像は、「シェーディング」モードを ベースに
下記のようなカスタマイズ設定を行っています。
・「(表示モード名)」ページ
* ビューポートの設定:「2色グラデーション」
* 背面の設定:「すべての背面に指定色を使用
・「オブジェクト」ページ
* ロックオブジェクトの表示:「オブジェクトを透明で表示」・「サーフェス」ページ
* オープンエッジ:「オープンエッジに別の設定を使用」
* アイソカーブの幅:「0」
なお、「高度な設定」で変更した表示モードは、
テキストファイルの形式(*.ini)で入出力できます。
入出力の方法は、対象の表示モードを選択して
[エクスポート]で出力し、[インポート]で読込ませます。
コンピューターの入替え等、他のPCにライノを移設する場合や
万一のバックアップとしてご利用されると良いでしょう。