2011年7月6日水曜日

操作環境を移植: Rhino4.0の設定バックアップ

ライノ4.0でのツールバーやショートカットキー、テンプレート等、
各種設定のバックアップ
方法についてご案内します。

それぞれの設定を保存しておくことで、
お使いのコンピューターや
OSの入替えのほか、
他のPCを、普段使用するPCのライノと同じ設定で使いたい等、
ライノの利用環境を移植することができます。

まず、バックアップできる設定は次のとおりです。

 ・ ツールバー
 ・ テンプレートファイル
 ・ Rhinoオプションの各種設定
Flamingoマテリアルのバックアップ方法は、こちらをご覧ください。

作業を始める前に...
Windowsのフォルダーオプション(*)で、全てのファイルや
フォルダーが
表示されるよう設定されているかご確認ください。

(*) [フォルダー オプション]ウィンドウは、各OSで以下の順に開き、
  画像のハイライトされた項目を選択してください。
Windows XP
[スタート]-[コントロールパネル]-[フォルダオプション]を開く。
Windows Vista, Windows 7
[スタート]-[コントロールパネル]-[デスクトップのカスタマイズ]-
[すべてのファイルとフォルダーを表示]を選択。

◆ ツールバー
ツールバーの内容は、「ツールバーファイル」(拡張子: *.tb)内に
保存されており、バックアップは、このファイルをコピーしておきます。


・ファイルの所在(デフォルトでのインストールの場合)
Windows XP

C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\McNeel\
Rhinoceros\4.0

Windows Vista, Windows 7

C:\Program Data\McNeel\Rhinoceros\4.0


◆ テンプレートファイル
単位や
設定許容差といった、ドキュメントのプロパティの設定や
レイヤー情報等が保存されている"ひな形"のファイルは

下記フォルダー内のファイルをコピーします。
(テンプレートの設定を変更していない場合は
バックアップの必要はありません)

・ファイルの所在(デフォルトでのインストールの場合)
Windows XP
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\McNeel\

Rhinoceros\4.0\Japanese\Template Files
Windows Vista, Windows 7
C:\ProgramData\McNeel\Rhinoceros\4.0\Japanese\Template Files


◆ Rhinoオプション設定
ショートカットキー、エイリアス、マウスやビュー設定のバックアップは
"オプションファイル"(拡張子: *.ini)として出力します。

・出力方法は、
ExportOptionsコマンド(*1)を実行します。
(*1) ツールメニュー>オプションをエクスポート

また、出力したオプションファイルを読込むには、
ImportOptionsコマンド(*2)を実行して
画像のダイアログで、インポートする設定を選択します。
(*2) ツールメニュー>オプションをインポート



last chance - moon ranger,

2011年7月5日火曜日

Rhino製品情報FAQ: Windows7への対応

ライノセラス4.0は、Windows 7に対応しています。
ここでは、Windows 7上でのご利用に際して

よくお問い合わせいただく内容を紹介します。


なお、ライノのOS対応状況は、こちらのページをご参照ください。

Q1:Windows 7上でRhino4.0を使いたいが、ソフトウェアの
   アップグレートや設定の必要はありますか?

A1:Windows 7での利用に際して、設定を行う必要はありませんが、
   ライノ4.0の「サービスリリース7」以降のインストールが必要です。
   インストール等、サービスリリースの詳細は、こちらをご覧ください。


Q2:ライノ4.0用プラグインツールの「フラミンゴ」, 「ペンギン」,
   
「ボンゴ」, 「ブラジル」は、Windows 7に対応していますか?
A2:いずれのプラグインツールも、ライノ4.0の動作環境に準拠しますので、
   
Windows 7上で動作します。

Q3:Windows7 64ビット版に対応していますか?
A3: ライノ4.0、及び4.0対応(Q2の)プラグインツールは、
   32ビットOS上で使用するソフトウェアとして開発されています。
   64ビット版 のWindows 7上においても動作しますが、
   メモリーの制限も含め、その動作は32ビットOS上と同等です。
   なお、ネイティブ64ビットOSへの対応は、
   次期バージョン「ライノ5.0」で予定しています。
   ※ インストールの方法は、こちらをご参照ください。


Q4:Mac(intelMac)上のWindows 7では動作しますか?
A4:BootCamp環境下のWindows 7上で動作します。

Q5:Window 7でライノ4.0を使いたいが、不具合や障害はありますか?
A5:
現在(2011/7/5投稿)、Windows 7特有の障害報告はありません。
   (障害や不具合の報告は、本ブログでご案内いたします)
   なお、古いサービスリリースをお使いの場合に、Windowsの
  
「ユーザーアカウント制御」(UAC)による事象報告されていましたが、
   最新サービスリリースをインストールすることにより改善されました。


do u wanna get rocked? - lepps,

2011年6月24日金曜日

サーフェスが角ばって見える

Rhinoで、サーフェスをシェーディング表示した場合に、表面が角ばって見えたり、一部に凹凸が見えたり、サーフェス間に隙間が見えるといった経験はありませんか?

下の図のように、ワイヤフレーム表示では問題ないのに、シェーディング時に、サーフェスに凹凸や隙間が見える場合は、Rhinoのビュー表示機能に使用される表示用のメッシュが影響しています。

Rhinoは、シェーディングやレンダリングといったビュー表示機能において、システム内で自動的にメッシュ(三角形や四角形の組み合わせ)を生成して、モデルの形状をよりわかり易く表現しています。
しかしながら、生成されるメッシュによっては、サーフェスの表面やエッジ(境界)が粗く表現されてしまい、形状に問題がない場合でも、視覚的に凹凸や隙間があるように見えてしまうわけです。

サーフェス(黄色)に対して生成された表示用メッシュの例


なお、これらの表示を改善するには、以下の方法をお試しください。

■サーフェスの結合

サーフェス間においては、結合(「編集」メニュー>「結合」)を行うことで、互いのサーフェス間のメッシュの頂点が一致するよう再生成されるため、隙間が見えなくなります。


■メッシュの設定

ドキュメントのプロパティダイアログ(「ファイル」メニュー>「プロパティ」)内のメッシュページで、レンダリングメッシュの質を「粗い&高速」から「滑らか&やや遅い」に設定して「OK」をクリックします。


滑らか&やや遅い」は、「粗い&高速」よりも細かなメッシュを生成する設定ですので、サーフェス表面の角ばりや凹凸等が取り除かれ、サーフェスが滑らかに表示されます。


もし、滑らか&やや遅い」をお試しされても、メッシュの形状が気になるようでしたら、「カスタム」より、最大角度エッジからサーフェスの最大距離といった各オプション値を変更します。


カスタムでは、細かいメッシュの設定で、より滑らかにモデルを表現できますが、メッシュ数が多くなればその分データ容量も増えますので、作成モデルに合わせて色々と設定を変更してお試しください。

なお、カスタムオプションについては、ダイアログ内の「ヘルプ」ボタンより、各項目の詳細を参照いただけます。


2011年6月23日木曜日

グラスホッパーFAQ: ①インストール, 起動, &アンインストール

グラフィカル・アルゴリズム・エディター「Grasshopper」
ダウンロード、インストールから起動までの手順、

またアンインストールについて、ご案内します。

◆ Grasshopperのダウンロード

開発元のこちらのページからウンロードします。
(デスクトップ等わかりやすい場所に保存すると良いでしょう)

※ 画面では、2011/6/23現在のバージョンを公開。

◆ Grasshopperのインストール

1) ダウンロードしたプログラムのアイコンをダブルクリックして
  
インストールプログラムを起動します。

※ ファイル名の日付は、2011/6/23現在の最新版。

2) [Next]ボタンをクリックして、インストール作業を始めます。

  インストールを中止する場合は[Cancel]を、

  前の画面に戻る場合は
Backをクリックします。


3) Grasshopperのインストールが正常に完了しました
  [Finish]をクリックして、画像のウィンドウを閉
じます。


◆ Grasshopperの起動
1) Rhinoのコマンドプロンプトのエリア
  「grasshopper」とタイプ入力して[
Enter]キーを実行します。


2) Grasshopperが起動します。


◆ Grasshopperのアンインストール

1) Windows の[スタート]から「プログラムとファイルの検索」の欄に

  「アンインストール」とタイプ入力し
  「プログラムのアンインストール」を選択。

※ 画像は、Windows 7の例です。


2) 画像のウィンドウで、「Grasshopper」を選択して

  [アンインストール]をクリックすると、削除作業が始まります。



2011年6月17日金曜日

ライノセラス製品 日本語対応状況

Rhino4.0及びRhino4.0用プラグインツールや関連製品
 ・ インストール作業の画面
 ・ 操作画面(ダイアログやメニュー等、ライノの画面)

 ・ 各種ドキュメント(ヘルプ、ユーザーガイド、チュートリアル)
における日本語対応状況は、画像の表のとおりです。


なお、Rhino4.0では、日本語表示のほか、

英語、イタリア語、韓国等、計11ヵ国語に対応しています。

表示言語の設定は、
こちらをご参照ください。

また、レンダリングツールのBrazil for Rhinoでは

日本語のチュートリアル(PDF形式)を用意しております。

弊社Rhino専用サイト
こちらよりダウンロードできます。



rumours in the air - nr,