2011年2月1日火曜日

ヒストリーを記録すると...

左右対称の形状を検討する際等、
「ヒストリー」機能(作製履歴による編集)を
活用してみてはいかがでしょうか?

Rhinoのヒストリー機能は、機械系3次元CADに多く見られる
"パラメトリック・フィーチャー"という設計履歴を記録するものと異なり、
コマンド操作で使用する"オブジェクト"を記録しています。


例えば、左右対称の形状で、片側だけ作り、
それを「対称」(変形メニュー以下)もう一方を作る場合、
ヒストリー機能を利用します。

これにより、対称コピーの基となる片側が記録され、
その片側を形状変更すると、もう一方も変更されます。

※ 画像はGIFアニメーションです。クリックしてご覧ください。

したがって、ヒストリーはコマンド毎に記録されるため、
ヒストリー機能を使用するには、コマンド実行前に
ステータスバーの「ヒストリーを記録」をクリックしておきます。



また、ヒストリー機能は次のコマンドに対応しています。
● "サーフェス生成"コマンド
EdgeSrf, 各種ExtrudeCrv, 各種ExtrudeSrf, Loft, NetworkSrf,
RailRevolve, Revolve
● "変形"コマンド
Array, ArrayPolar, Copy, Divide, Flow, Mirror,
Orient, Rotate, Rotate3D, 各種Scale, Shear, Symmetry
● "オブジェクトから曲線生成"コマンド
Intersect, Project

下の画像は「曲線ネットワークから」コマンドの例です。

※ 画像はGIFアニメーションです。クリックしてご覧ください。